作業興奮って聞いたことありますか?
まぁ検索から入ってきた人は聞いたことがあるからこそこの言葉で検索しているんでしょうけど(笑)
作業興奮っていうのはやり始めたら何かわかんないけど集中できちゃってるっていう不思議な現象のことですね。
日本のバラエティー番組かなんかが発端でこの言葉が有名になったみたいですが、言葉を聞いたことがなくても経験したことがある人はきっと多いはずです。
結果を出せる人はこの作業興奮を上手く使っているけど、何を始めてもうまくいかないという人は、この作業興奮をうまく使えていないような気がしたのでちょっとこの部分について書いてみます。
目次
結果出している人もみんなやる気でないときがあるんですよ
仕事ができる人。
難関試験を突破する人。
アフィリエイトでめちゃくちゃ稼いでいる人。
こういう人たちはみんな日々の努力を怠りません。
こんな人に憧れて、自分もこうなりたい!と思って努力を始めても、三日坊主で終わってしまった。
続けて入るけどモチベーションが上がらず集中できない。
そんな人も多いはずです。
そういう体験を1度でもすると、『結果を出している人ってめっちゃすげー。なんか特殊な能力があるんだろうな。自分とは違うな。』って思ってしまいますよね。
でもですよ、圧倒的な結果を出している人も普通の人と変わりません。
モチベーションが上がらないときは上がらないし、やりたくないと思うことも日常茶飯事です。
ただひとつ違うのは、モチベーションの低下ややる気が出ないときに正しい対処法を知っているということです。
作業興奮を知らなくても結果出せる人は自然と使ってる
その正しい対処法のひとつが作業興奮です。
やる気が出ないときでも頑張って作業を始めることで、いつの間にか集中できる。
この事実を意識的に使っているかどうかは別としても、結果を出せる人はみんな使っています。
裏を返せば、結果が出なくて悩んでいたり、何をやっても続かないという人はこの作業興奮を有効活用していくことでなんかしら変わるんじゃないの?と思うわけです。
僕の話をします。
僕は日々コツコツ作業するのが得意なタイプではありません。
でも、今は日々のタスクをコツコツこなすことができています。
ある時から変わったんですね。
じゃあ何をきっかけに変わったのか?
それは『コツコツ作業できる人はほんの一握りであることを知っているから』です。
僕の場合は作業興奮を意識していたわけではありませんが、上記の理由から作業に向かっているうちに自然と作業興奮の原理を使えていたんだと思います。
朝起きて、『はぁー、ちょーめんどくせー。まじ記事書く気しねー。』って思っているときでも、作業を始めると不思議と集中していることがあります。
というか、そんなときばかりです。
こういうときにも、とりあえず数分で良いから仕事を始めてみるというのが大事ということですね。
作業興奮の原理
これ不思議じゃないですか?
やる気がないのにやり始めてみると意外とできちゃう。
言葉を変えると、脳みそをだましているような感覚です。
でも、だましているといっても、そもそもやりたくないことを始めたのに何でやる気が出てきちゃうんだろう?って不思議じゃないですか?
少なくとも僕は不思議に思ったので調べてみました。
その結果、どうやら脳科学的にも証明されているようですね。
今の時代ってすごいですね。
人間の脳には側坐核という部分があって、恐怖や快感などを制御する部分のようです。
この側坐核という部分を刺激すると、人間はやる気をだすようになっているとか。
でもこの側坐核には他にもいろんな働きがあるみたいで、うつ病の改善や嘘とも関係があるみたいです。
京都大学の研究によれば、嘘をつく人は側坐核の働きが強い人が多いらしいです。
ただ、側坐核が活発だから嘘をつくというのは成り立ちませんね。
あくまでも何らかの関係があると証明されただけです。
とにもかくにも、無意識のうちに側坐核を活性化させることができず、なかなか集中できない僕は正直者ということで良いでしょうか?(笑)
無理やり始めること自体が難しい
作業興奮の原理からいえることは、とにかくやる気がなくても、5分で良いからやり始めることで自然とやる気が起きるということです。
でも、『そもそも5分すらやる気起きない!』って人もいますよね?(笑)
やる気ある人からしたら、『そんなんならやめちまえ!!』って感じでしょうが、実際にそれでもやらなければならないときはあります。
そんな時にはどうしたらいいのか?というと、個人的には無心が大切だと思っています。
これはノルマを決めて一気に駆け抜けろ!作業を機械的にこなすことの大切さという記事のなかでも過去に触れたことがあります。
今日は何をしようかな?とか、やる気でないなぁとか、そういうことを考えた段階でおしまいです。
もうできない方向に流れていきます。
ある程度頭を使ってやるべきことを事前に明確にしたら、あとは無心でそれを淡々とこなすだけ。
↑これが最強のモチベーション管理法です。
いや、モチベーション管理法というか、モチベーションに依存しない方法といったほうが正しいでしょうか。
ルーティンを作ることの大切さ
ちなみに、ルーティンを作ることも大切だと思っています。
集中するための自分なりのルーティンですね。
これは野球選手のイチロー選手も言っていました。
バッターボックスに入るときには、自分なりのルーティンがあるそうです。
例えば、
右手でバットを持って→3回素振りをして→バッタボックスの前で1回屈伸して→左足から入る
みたいな感じです。
(うろ覚えなので細かい内容はたぶん間違ってます)
こういうルーティンを持っておくことで、自然と集中できるようになります。
仕事も同じですね。
僕も朝走りに行って、お風呂入って、プロテイン飲んで、仕事に向かう、みたいな一種のルーティンがあります。
入口のハードルを徹底的に下げる
やり始める1歩目のハードルを徹底的に下げることで、抵抗なく作業に入ることができるかもしれません。
これは僕が実際にやっている方法ではないですが、理屈で考えればもっとも効果的な方法だと思います。
例えば、記事を書くことができないという悩みを抱えているとしましょう。
目標は記事を書くことですね。
ここに向かって段階的に細かいハードルを設定していきます。
具体的には、
イスに座ってPCの電源を押す→WordPressに入る→記事ネタを最低3つ見つける→書くべきことを箇条書きする→見出しを付ける→書き始める
みたいな感じです。
これはさすがに細かすぎるかもしれませんが(笑)、どこかのタイミングで作業興奮が起きてやる気になるかもしれません。
まぁとにかくやれよって話なんですけどね
結局はそういう話ですね(笑)
別に正解なんてないし、人それぞれ集中の仕方は違うと思うので、やりやすい集中方法を見つければいいです。
ルーティンを使ったほうがいいなら使えばいいし、そういうのがなくても集中できる人はなにもする必要はありません。
とにかくどんな方法でもいいのでやった人が勝ちです。
いくら知識を蓄えたところで目に見えた結果は出ません。
行動:学習=9:1くらいの感覚でいきましょう!