【起爆剤】超人的努力で一流になった11人のエピソード

コラム

おそらくですが、多くの人にとって仕事は辛く、嫌なものですよね。

その仕事をすることで、まったく報酬が得られないとしたら(それは仕事とは言いませんが。笑)、どれだけ人がそれをやりたいと思うでしょうか?

たぶん、お金はいらないからそれをやっていたい!ということを仕事にできている人なんて0.01%もいないと思うんです。

というよりも、初めはそうであっても、いずれ嫌なになってくるケースがほとんどです。

例えば、アフィリエイトやブログマーケティングもそうです。

初めはみんな好奇心や家に居ながらにして稼げるという言葉に刺激されて、モチベーションが高い状態にあります。

この段階はどんな大変な作業であっても、ある程度であれば乗り越えることができてしまいます。

でも、そういうハイモチベーション状態は、そう長く続きません。9割以上の人は、2カ月とか3カ月も続けばいいほうだと思います。

じゃあ、そういうタイプの人は結果を出すことができないのか?といえば、そんなことはありません。

成功をして一流と呼ばれている人でも、みんなモチベーションとの格闘を経験していて、乗り越えてきています。

前置きは長くなりましたが、

『モチベーションが下がってしまった・・・』

『やらなきゃいけないのに、行動になかなか起こせない・・・』

ここでは、そんなときに起爆剤になってくれる努力エピソードを紹介します。

目次

中卒→元ヤンキーから司法試験突破。女性では類を見ない超人的努力

日本の資格では最難関として名高い司法試験ですが、そんな司法試験に中卒、暴走族、暴力団という経歴から合格した女性がいます。

一時期出版もされ、テレビ出演もあったので知っている人も多いかと思いますが、大平光代さんという方です。

大平光代

彼女は、中学生時代のいじめがきっかけで、中学二年生のときに割腹自殺を図ります。

運よく(運悪く?)傷が浅かったため、死には至りませんでしたが、その後もいじめがやむことは無く、ついには暴走族→暴力団という道を歩んでいきます。

21歳で暴力団の組長と結婚した彼女は、背中一面に入れ墨を入れます。この入れ墨は今でも残っているとのことです。

そんな荒れに荒れた生活をしている中で、父親の友人で、幼い頃からよく面倒を見てくれたおじさんとの再会が彼女の人生を大きく変えました。

そこから猛勉強をはじめ、宅建、司法書士、司法試験と合格をしていきます。

司法試験の受験生時代に、科目免除を受ける目的で近畿大学の法学部(通信)に入学していますが、本やテレビなどで紹介されるときは、中卒で司法試験合格というキャッチが使われています。

エピソード

  • 毎日毎日六~七時間は文字を書いている
  • 湿布薬と包帯と痛み止めは、三種の神器
  • 勉強をし過ぎて腱鞘炎になってしまった
  • 勉強に集中するために机と椅子に体を縛り付けていた

東大理三(医学部)から世界屈指の脳神経外科医へ。才能を努力で超越した天才的努力家

日本の最高学府・東京大学のなかでも、選らばれしものだけがいけるといわれている東大理三。

ここに現役合格しているだけでもすごいですが、その後、彼は世界的な脳外科医になります。

365日患者のために働き続ける、今なお努力の人です。

福島孝徳

福島先生のことは知っている人も多いと思います。テレビの特集なんかでも、『神の手を持つ脳外科医』として、よく取り上げられている人ですね。

彼は1961年に東京都立戸山高等学校を卒業、1968年に東大医学部を卒業します。

若いうちから海外へ渡り、脳外科手術の最先端でメスを握り続けてきました。

現在は、デューク大学、ウェストバージニア大学、カロリンスカ研究所、マルセイユ大学、フランクフルト大学などの教授職を兼任しており、世界を飛び回って難関手術に挑んでいます。

エピソード

  • 30年以上、年間600件の手術を執刀
  • 20代の頃は病院に泊まり込み、人が休んでいる間をチャンスと思って手術の練習
  • 土日はもちろんなく、元日や大晦日であっても手術を執刀。文字通り365日仕事漬け
  • 人生はね、1に努力、2に努力、3も努力、全部努力!為せば成る!もう100%!200%!!
  • 人の2倍働く、3倍努力する、これが昔からの私のモットーなんです

ちなみに、彼はこんな言葉をいっています。

『本当にこれだけの技術と腕前を授かって本当に神様に感謝していますから。私の持てる力、私の技術、私の経験を全部使って、一人でも多くの患者さんを助けてあげたい』

(参考)『日本の青少年たちへ』というエントリーで、福島先生のメッセージが書かれています。やる気になりますので、一度見てみるといいでしょう。
日本の青少年たちへ、神の手福島ドクターからのメッセージ

言わずと知れたソフトバンク株式会社・社長。一代で10兆円規模の会社に成長させた。

2018年1月現在で、ソフトバンクの時価総額は約9兆9015億4064万に上ります。

これはトヨタ、三菱東京UFJ、NTT、NTTドコモに続く日本3位です。

ここまでの大企業を一代で築き上げた孫正義氏を知らない人はいないでしょう。

孫正義

言わずと知れた経営者ですね。

ネット上だと彼のことを批判する人もいますし、個人的な好き嫌いは色々あると思いますが、単純にここまで一代で行くのは凄すぎます。

会社(株式会社)は、商売で稼いで利益を上げ、それを株主に還元することが最も大きな目的です。

つまり、どんなきれいごとを並べていようと、どんな善人なビジネスをしていようと、稼いでいない会社に存在意義はありません。

そういう意味では、彼は素晴らしいですし、学ぶべき点はかなり多いです。

エピソード

  • 売上がほとんどない頃に1億円を調達
  • 高校を中退し、アメリカの超名門大学であるカリフォルニア工科大学バークレー校へ留学
  • アメリカに留学して毎日勉強の鬼になりました。勉強の虫じゃないですよ。そんな生易しいものじゃない。もう道を歩く時も風呂の中でも食事をする時でも、寝ている時の数時間以外は全て勉強すると。もちろん英語で
  • 脳みそが千切れるほど考え、全力投球したときには不可能なことは非常に少ない。他の人間にできることならば、同じ人間である僕にできないはずはない。僕はそう思うんです
  • 他の人間ができるのに、同じ人間の一人である僕にはできないとか、できないと思わなければいけないとか、そう思うことのほうが不自然じゃないですか。絶対におかしい。
  • 在学中に世界初の音声付き電子翻訳機を発明し、シャープと1億円の契約を交わす。
  • 1日18時間勉強してましたから、毎日。寝てるとき以外は勉強。

多方面で常軌を逸した努力。ストイックさが原因で死亡した心優しいボディビルダー

東大合格、医学部合格、世界的ボディビルダーなどなど、多方面ですさまじい努力を見せ、最後はストイックさのあまり餓死して死亡してしまった人。

そんな、知る人ぞ知るボディビルダーがマッスル北村こと北村克己さんです。

マッスル北村

当時はTV番組などにも出演し、ある程度有名だったようですが、今の若い人で彼を知っている人は少ないでしょう。

もちろん、僕もリアルタイムで彼の姿を見たことはありません。

彼は、高校卒業後、二浪を経て東大に進学します。(現役で防衛医科大学校と早大理工に合格)

経歴を簡単に書くと、

東大(中退)→東京医科歯科大学(中退)→ボディービルダー

という感じです。

この経歴を見ただけでもちょっと異質ですが、その時々の彼の努力量にはただただ驚嘆するばかりです。

エピソード

  • 僕は、せっかく生まれてきたのだから、何か目標を見つけて、自分の限界まで挑みたい。そうしないと時間がもったいない
  • 兄は天才というわけではなく、僕には時間がないと言うのが口癖で、常軌を逸した超絶努力で東大に合格した、努力の人なんです(妹談)
  • 兄は、この本の内容を全て覚えるまで、僕は家に帰らないし、食事もしないと言って外出したら、本当に家に帰ってきませんでした(妹談)
  • ボディビルの初期の段階では、家族と一緒にとる「普通の食事」以外に、卵を20-30個、牛乳を2-3リットル、さらに鯖の缶詰を3缶、加えてプロテインの粉末300gを毎日摂取した。
  • ボディビルを始めて僅か10か月で40kgの体重増加に成功。
  • 高重量のダンベルで過酷なトレーニングに挑んだ結果、胸や腕の筋肉を断裂したこともあるが、それには怯まず、怪我が癒えるとすぐにトレーニングを再開した。
  • 電車を乗り継いで山奥まで行き、そこから自宅までの100kmマラソンに挑戦する。途中で足の爪がはがれ、シューズの中が血で溢れるほどだったが気絶することなく計120kmを15時間かけて走り抜き、14kgの減量に成功。
  • 脂肪を極限まで落とすために20kgの急な減量を行った結果、異常な低血糖状態となり、急性心不全を引き起こして亡くなった。
  • 北村の身を心配した実妹が「めまいがしたらアメを舐めて。アメ一個でいいから」と懇願するも、「僕は、そんなわずかなカロリーすら摂取したくないんだ」と断る徹底ぶりであった。
  • 死亡時の体脂肪率は3%を下回っていたといわれている

史上最強の柔道家。人の3倍努力、1000回の打ち込み、睡眠3時間

日本のお家芸でもある柔道において、史上最強と今なお言われ続けている人物。それが木村政彦氏です。

日本一強いといわれるまでに至ったのには、才能ももちろんあったでしょう。

しかし、才能云々の前に、常軌を逸した努力で他を圧倒していました。

木村政彦

熊本県出身の柔道家。

身長170センチ、体重85キロと、柔道家のなかでは決して大柄なほうではなかった木村政彦氏ですが、圧倒的な努力によって現役無敗という偉業を成し遂げました。

彼の師匠である牛島辰熊氏のエピソードも努力や根性という面では非常に良い刺激になります。

エピソード

  • 天覧試合優勝も含め、15年間不敗のまま引退
  • 全日本選手権13年連続保持
  • 元々木村は他の選手の倍の6時間から7時間練習していたが、絶対に勝利するために辿り着いた結論が「3倍努力」である
  • 拓大に入ってからの木村の練習量は10時間を超えた。拓大での稽古だけではなく、他大学や警視庁、皇宮警察などを回って乱取り稽古をしていた。乱取り(スパーリング)だけで毎日百本をこなした。その後バーベルを使ったウェイトトレーニング、巻き藁突きを左右千回ずつした
  • 夜になると、師の牛島にならい大木に帯を巻いて一日1000回打ち込みをし、遂にはその大木を一本枯らしてしまった。
  • 「寝ている時は練習をしていない」と考え、睡眠時間を3時間にし、しかも睡眠中にもイメージトレーニングをしていた。木村はこの全日本選手権の前後でも公式戦で負けておらず、15年間ものあいだ不敗を通した。
  • 100kgのベンチプレスを1時間1セットで何度も繰り返す、仕上げに腕立て伏せを1000回行うなどといった非常に激しいものだった
  • 試合前夜には短刀で切腹の練習をしてから試合に臨んだとされ、決死の覚悟で勝負に挑んだという。

Paypal創業、テスラモーターズ会長。世界最高の天才起業家といわれた陰には異常な努力量

世界最高の起業家ともいわれているのがイーロンマスクです。

世界トップレベルの起業家というと、ビルゲイツやジェフベゾス、スティーブジョブズ、ラリーペイジなど、さまざまな人物が出てきますが、そのなかでも努力量について深く言及しているのがイーロンマスクです。

イーロンマスク

南アフリカ共和国で生まれる。

10歳のころからプログラミングを独学で勉強し、12歳でソフトウェアを販売する。

スタンフォード大学の大学院を2日で退学し、弟ともに会社を2社経営。

その後、Paypalの前身となるX.comを創業する。

次々に画期的なサービスを展開する事業会社を設立していくなか、宇宙開発事業を行う2002年にはスペースX社を設立。

テスラ社への出資も行い、現在は、スペースXCEO兼CTO、テスラCEO、ソーラーシティ会長の肩書を持つ。

エピソード

  • 実現するためには、かなりの努力が必要だ。そうしないと、結局は自分が惨めな思いをすることになる。
  • まず言いたいことは、「超多忙であれ」ということです。何を仕事にするかにもよりますが、特に最初の職場ではとにかく忙しく働く必要があります。弟と私が起業したときは、アパートの代わりに小さなオフィスを借りて、寝泊まりをしていました。シャワーはYMCAで済ませていました。とにかく大変で、コンピュータも1つしか持っていませんでした。昼にWebサイトを更新し、夜はプログラミングをしていました。毎日、どんなときも。当時いたガールフレンドもオフィスで寝泊まりしていたほどです。起きてる時は常に働く。特に起業する人には言っておきたいことです。他が週に50時間働くなら自分は100時間働く。そうすると会社としては、本来の2倍仕事量をこなせたことになります。
  • もし会社を始めるならスーパー・ハードに働く必要がある。
  • コンピュータは一つしかなかったので、昼間にサイトをアップロードして、夜コーディングをしていた。もちろん月曜日から日曜日まで、休みなんて一日もなかった。スーパー・ハードに働くってのは起きている時間のすべてを仕事に費やすことを指すと思うよ。

『ハッカーと画家』の著者。プログラマー兼作家。

プログラマーとして活躍し、その後に世界初のASP事業を開始。

今なお数多くの一流企業家を生み出しているといわれているのがポールグレアムです。

ポールグレアム

起業家育成機関のYコンビネーター創始者として有名。

コーネル大学卒業、ハーバード大学コンピュータサイエンス博士号取得。

世界初のASPであるViawebを創立し、Yahoo!にバイアウト。

現在はスタートアップ支援を目的に、起業家を育成するY Combinatorを運営しています。

エピソード

  • 当時は私は火星に住んでいるのも同然だった。人間の生活ではなかった。ほとんど24時間コンピュータの前に釘付けになっていて、眠るのもコンピュータの前だった。
  • 残念ながら、あの時代、私はずっとゾンビみたいだった。誰でも知っているような有名な映画の話が出ても、私はそれを全然知らない、聞いたこともないとしたら、たぶんその映画は1995年から1998年の間に公開されたんだ。
  • 創業者が諦めない限り、基本的に会社は潰れない。

サイバーエージェント社長。週110時間仕事をモットーに泥臭い努力でのし上がったIT長者

今なお新卒者から高い支持を受けているサイバーエージェントの社長が藤田晋氏です。

奥菜恵さんの元旦那で、結婚をした当時は話題になりましたね。

彼はほんの数年で一気に億万長者になったような印象がありますが、その裏にはやはり圧倒的な努力があります。

藤田晋

大学卒業後、インテリジェンスに入社。

その後、インテリジェンスの出資を受けてサイバーエージェントを起業。

その後、数年足らずでIT業界、ベンチャー企業を代表する会社になりました。

エピソード

  • 週110時間ということは、9時に出社するだろ、そして深夜2時まで仕事する。それを平日5日間。あとは土日に12時間ずつ働くと110時間だ
  • もし、自分の置かれている現状に不満を抱いている人は、圧倒的な努力をしてみてください。周りの目が変わるかもしれませんし、変わらなくても、自分の仕事に対する考え方は確実に変わるでしょう。
  • 現時点ではどこからどうみても無理そうに見えても、人間、圧倒的な努力すれば不可能を可能にできることはたくさんあります。そもそも赤ちゃんの時はみんな、喋れないし、歩けないのです。
  • 始発で会社に来て、始業時間が始まる頃には営業に出かけ、夜は終電ぎりぎりまで仕事。土日などの休日も当然出社。ゴールデンウィーク、夏休みも取らず、1日も休むことなく私は働き続けました。
  • 学生時代にフリーペーパー広告の飛込み営業を1日100件回っていた。

『ヒルズ族』、『IT革命』の火付け役。ライブドア元社長。

日本では知らない人はいないほど有名になった起業家、堀江貴文氏。

若い世代であれば聞いたことがない人はいないと思いますし、彼に憧れて起業を決意した人も多いと思います。

彼に関しても、賛否両論ありますし、大ファンもいれば大嫌いという人もいるでしょう。

ただ、彼の努力量はやはり人並外れています。

そこだけを見れば、やはり見習うべき点は多いです。

堀江貴文

ホリエモンの愛称で親しまれている堀江貴文さんです。彼についてはすでに知っている人も多いはずなので、もはや説明の余地はありませんね。

ライブドア元CEOであり、現SNS media & consulting株式会社のファウンダーです。

エピソード

  • 仕事は差別化とか方法論とか、そういう話じゃねーんだよ。そんな簡単な話じゃねーんだよ
  • ちょっとしたテクニックで差別化できるなんてそんな甘い世界じゃないよ
  • 工夫と圧倒的努力が足りないので、工夫と圧倒的努力をすればいい
  • 努力してみて、初めて見えてくるものがあるんだよね
  • 拘置所に収監される直前までメルマガの原稿を書き続けていた。
  • 真の才能は「狂気に満ちた集中」から生まれる
  • 量が質を作るのであって、その逆はない
  • 世の中はトレードオフだ。時間がないなら、どちらかに決めなければならない。むしろ、「何かをはじめるなら、何かを捨てなければいけない」ということは、当たり前のことだと知っておくことだ。
  • 大体「やり方がわからないからできない」と言う人ほど、「それをやるためのコツはないですか?」と聞いてくる。はっきりいって、そんなものは、ない。ただ努力すること、努力を続けること。

史上最難関の試験『科挙』に主席合格を果たした中国における学問の神様

科挙が生まれたのは598年、隋の時代です。

人類史上最難関。史上最難関の試験と称されることも中国の官僚選抜のための試験ですが、その過酷さは異常です。今の自分の努力が本当にカスに見えてきます。(笑)

この過酷さを一言で表すのは難しいですが、とりあえず科挙を突破するためには、儒教のなかでも特に重要な、四書五経と呼ばれる書物を丸暗記するところから始まります。

四書五経
論語      11705文字
孟子      34685文字
孝経刊誤    1903文字
周易      24107文字
尚書      25700文字
毛詩      39234文字
春秋左氏伝 196845文字
春秋公羊伝  44075文字
春秋穀梁伝  41512文字
周官      45806文字
儀礼      56624文字
礼記      99010文字

合計575390字

ここで注目したいのが、これがスタートラインだということです。これを覚えるのが最低ラインということです。

より詳しく科挙について知りたいという場合は、NAVERまとめによくまとまっている記事があったのでそちらを参照してみてください。
科挙~中国王朝時代の超エリート官僚【試験は無間地獄】

鍾馗

科挙を主席で突破し、『状元』の名を冠されたといわれる人物。

残念ながら、鍾馗に関しては伝説上の人物とされる線が濃厚なようですが、それでも科挙という試験制度があったのは紛れもない事実です。

さらに、その中で主席合格者がいたのも事実で、合格者は人並外れた努力をしていました。

エピソード

※鍾馗に関するエピソードではなく、科挙受験生に関するエピソードです。

  • 范進は54歳になるまで10回以上も受験に失敗を続け、日々の食事にも困る貧乏生活だった。しかし、いったん地方試験(郷試)に合格すると、地元の有力者が大金を持ってお祝いに駆けつけ、家や田畑、店を寄進するもの、夫婦そろって下僕となるものがあらわれるなど、生活が一変した。
  • 合格者の平均年齢は36歳ぐらい、五十代くらいは当たり前。
  • 最難関の試験であった進士科の場合、最盛期の倍率は約3000倍に達することもあったという。
  • 努力してみて、初めて見えてくるものがあるんだよね
  • 受験者の大多数は一生をかけても合格できなかった。

最悪な環境で育ち、少年時代に51回の逮捕歴。努力の天才であり、世界で最も有名なボクサー。

世界でもっとも名の売れたボクサーといえば、間違いなくマイクタイソンでしょう。

日本でも彼のファンは多いですが、決して恵まれた環境で育ったわけではありません。

むしろ、最悪な環境で育ちました。

マイク・タイソン

アメリカ出身のプロボクサー。

180cmとヘビー級では小柄ながらも、ガードの上から相手をKOする破壊力は今見ても恐ろしいほどです。

彼は子供のころから暴力事件などで50回以上にも及んで逮捕されましたが、ボクシングと出会い、人生を変えることに成功しました。

彼の全盛期の練習量を見るとわかりますが、まさに努力の虫です。

エピソード

  • 20歳になる頃には2時間以内に2,000回の腹筋を毎日こなすようになった。
  • デビューから脅威の28連勝で史上最年少(20歳)で世界ヘビー級王者となる。
  • 戦績50勝の内、KO勝ちが44回と脅威のKO率を誇る。

まとめ

圧倒的な努力エピソードを持つ人物を見てきましたが、これだけの努力をすることができれば、間違いなく誰でも成功することができるでしょう。

努力できるだけで才能ということも言われますが、僕はそうは思いません。

努力ができるかどうかは、単に置かれている環境と覚悟の問題だと思います。

起業をしても、今の生活に困っておらず、野望もなにもなければ努力することはできなくて当然です。

自分を自ら追い込んで、努力できる環境に身を置き、絶対にやり切るという覚悟を決める。

超シンプルですが、これが真実だと思います。

誰でもできる簡単なことのなかに、実は真実がある。

そう思いますね。