無料で集められるアクセスは存在しない

コラム

サイトにアクセス(トラフィック)を集めるにはいくつかの方法があります。

例えばアフィリエイターにはおなじみのSEO対策もアクセスを集めるために重要なスキルの一つです。

他にも広告(アフィリエイターにとってはリスティングやPPC広告がお馴染だと思います)もアクセスを呼ぶために重要なものです。

広告は当然お金を払って出稿するものですのでイニシャルである程度の資金が必要になります。

そのため、『広告はお金がかかって難しいから私はSEO対策を極めます』という人が多くいるのですが、SEO対策=無料で集められるから簡単という風には考えない方が良いです。

いかなる手法であってもアクセスを呼び込むには価値を差し出さなければならない

自分は『この世に無料で集められるアクセスは存在しない』と思っています。

どういうことか?

SEO対策は確かにスキルがあれば無料で出来ます。

しかし、本当のSEO対策(テクニック的な物ではない)とは、このサイトでも繰り返し言っているように価値あるコンテンツの作成です。

本気で全身全霊自分の持っている知識すべてを投入したサイトを作ったことがある人は分かると思いますが、人に価値を感じてもらうというのは並大抵のことではありません。

ユーザーの気持ちに立って本当に悩んでいることや知りたいことは何なのか?という事を真剣に考えなければ価値ある記事は書けないと思います。

そういった意味で、確かに無料ではできるけど時間という価値を差し出さなければいけません。

これは一見すると大したことではないように思えますし、『お金を出すなら時間を使う』という人も多いでしょう。

でも、自分に本物のスキルがあって、お金では買えないほどの時間的価値が自分の労働にあったとしたらどうでしょうか。

『自分はまだまだ初心者だからそんな価値はない』と思われるかもしれませんが、お客さん(ユーザー)にとってあなたが初心者かどうかは関係ありません。

ユーザーにとって重要なのは、そのサイトに自分の求めている情報(価値)があるのか?という事だけであって、サイト運営者側の事情なんて知ったことではありません。

というより、むしろ自分にはアフィリエイトで目標としている金額以上の時間的価値、スキルがあると思ってサイトを作るべきですし、そうでないと思うならそうなるように努力しなければなりません。

あなたは自信を持って自分のサイトに価値があると言えますか?

ここまで来て改め質問しますが、お金を払って広告を出し、アクセスを集めるのと、地道な記事作成の中で徐々にSEO対策をしていってアクセスを集めていくのとではどちらが良いと思いますか?

お金を出せばアクセスは買えます。

極論を言ってしまえば、成約率の高い文章を書くことさえ出来ればSEO対策や地道な作業など必要なくそれだけで稼ぐ事が出来ます。

しかし、アフィリエイターにとって一番重要なのは価値提供であり、お金ではないと思っています。

別にきれいごとを言っているわけではありません。
勿論お金は大切で、ビジネスでアフィリエイトをやっているのなら稼がないことはむしろ悪です。ビジネスマンとして失格です。

でもそれよりも重要というか、先に考えるべきはやはり価値の提供で報酬は後からついてくるものだと思います。

自分もアフィリエイトで稼げなかった時代は常に報酬のことで頭がいっぱいで常に『どうしたら買ってもらえるのか』とか『どうしたら広告をクリックしてもらえるのか』と考えていました。恐らく、稼げていない人はみんな考えると思います。

そういう思考になっていると誤クリックを狙った広告の配置だったり、スパム的なSEO対策だったりと、本質とはかけ離れた行動に出てしまいます。

本質とはかけ離れたことをしているのでいつまでたっても成果は出ず、でも自分では努力していると思っているから『なんで努力しているのに稼げないんだろう?』と考え始め、さらに深く悩むというまさに負のスパイラルに陥ります。

そうではなく、価値提供をまず考え、『このサイトを見て不便に感じたり、もっと知りたいと思う事はなんだろう?』と考えることで自然とアクセスは集まり、金額的にも大きな金額を稼げるようになります。

今回の例はお金でアクセスを買える広告か、地道な価値提供の上で成り立つSEO対策なのか。という話でしたが、アフィリエイターの方には『地道でも価値提供をしながらアクセスを集めるSEO対策がしたい』と思ってほしいと思います。

本当のアフィリエイトとはそういうものであり、そういう考え方をするアフィリエイターが沢山出てくることでWeb上には価値のないゴミのようなアフィリサイトではなく、本当に価値の感じられるアフィリサイトで満たされます。
そうなればサイト運営者は稼げるし、ユーザーは満足できるというお互いにWin-Winの関係が成立しますし、そういう環境が出来上がることを願っています。