人に教える側に立つこと。
これは非常に重要なことです。
誰でも初めは情報の受け手ですが、いつまでも情報の受け手ではダメです。
これは僕が教えている人には常日頃言っていることですので、耳に胼胝ができるほど聞いてるよって人もいるかもしれません。
それだけ重要ってことです。
人に教える側。
つまり情報発信側に立つということですが、この段階で大きな間違いを犯している方が非常に多いと思いブログ記事にしました。
意識しないと、ついつい言ってしまっていたりやってしまうことだと思うので、これを機に意識するようにしてみてください。
『私はそこ専門じゃありませんが、出来る限り頑張ります!』
こんなこと、外資のコンサルとかで言ったら普通に殺されます。
禁句中の禁句のはずです。
私はまだ初心者なんです!
まず、自分が初心者であると言っている人。
これは要注意です。
例えば、僕とかにメールしてくるときに、
『初めまして○○です!私はまだビジネスを始めたばかりで初心者何ですが、~~~。』
と書いてくる人。
これから自ら『初心者です』なんて名乗るのはやめたほうが良いです。
というか絶対にやめるべき。
ビジネス上、お金をもらうということは何かの価値を提供している、その対価としてお金という価値あるものをもらっているわけです。
お金がもらえるということは、あなたはその場においてプロであるということです。
初心者にお金を払ってまで教えてもらいたいと思う人はいません。
初めは誰でも初心者です。
でも、初心者のままだったら絶対に稼げるようにはなりません。
これ、当然のことですよね。
それじゃあいつ初心者じゃなくなると思いますか?
・・・・。
少し考えてみると分かりますが、初心者じゃなくなる瞬間って誰も分からないですよね。
ワードプレスの設定が一人で出来るようになったら初心者脱出!
アドセンスの申請が一人で出来るようになったら一人前!
そんな基準どこにもありません。
つまり、初心者って自分でいっているうちは、ずっと初心者なんです。
自信がついてから・・・
っていう人はたくさんいますが、そもそも自信なんて非常に抽象的な概念です。
『自信が付くまで』とか言ってるといつまでたってもつきません。
自信は自分で自分に『自分は出来る。この道のプロだ!』と言い聞かせた時に持つものです。
今まで『初心者なんですけど』とか言っていた場合は、今日、今この瞬間からその道のプロであると自覚した方が良いです。
自覚というか言い聞かせたほうが良いです。
っていうか、自分でプロと自覚していないのに商品を売るって、
それはお客さんにとってとても失礼なことですからね。
さて、ここで一つ注意です。
こういう風に言うと、
『そんなこと言っても私はまだ何も知らないし、自分より知識のある人は沢山いる。そういう人たちに教わった方が良いじゃないでしょうか?』
という風なことを言ってくる人が必ずいます。
もしそう思っているなら、大きな勘違いをしています。
そもそも論ですが、自分より知識のある人は顧客候補ではありません。
というか、何も知らないといいますが、そんなことは絶対にあり得ません。
例えば、アドセンスの審査の通し方を知ったとします。
このくらいの知識、アドセンスをやっている人なら誰でも知っています。
でも、知らない人もいるわけです。
世の中にはアドセンスの存在自体知らない人もたくさんいます。
試しに、学校の友達や会社の友人や上司、親や兄弟に聞いてみてください。
むしろ知らない人の方が多いと思います。
自分が知らないことを、如何にも知っているかのように振る舞うのは詐欺と一緒ですが、
自分が知っていること、出来るとこまで教えてあげるだけでも、それは十分に価値のあることなんです。
価値は自分で作りだすものですからね。
謙虚であること
最近、凄く高圧的なコンサルタントを良く見ます。
高圧的というか、上から目線というか。
これ絶対にダメだと思います。
その人にはその人なりのこだわりがあってやってるのかもしれませんが、
だとしたら、そんなとこにこだわり持つべきじゃないです。
絶対に勘違いしてはいけないこと。
それは、自分とクライアントは対等なんだということです。
少し知識が付いて、相手から『教えてください!』って言われると、
急に上から目線になって、教えてやるよ!みたいな雰囲気出す人がいます。
そんなことしていると、いつか人は離れていきます。
中にはクライアントの方にも、『教えてもらってるんだから上から目線でも仕方ない』と思う心優しき人もいるかもしれません。
それだとしても、紳士的に対応してくれるコンサルタントに出会ったら絶対に乗り換えるはずです。
上から目線って、紳士的じゃないとか、偉そうだからという理由以前に、とても大きな間違いを犯す可能性を秘めています。
それは自分の提供しているものが100%真理であるという誤認。
勿論、プロとして意見を述べるのであればそれは100%の自信を持って言わなければいけません。
しかし、それが真理であるとは限らない訳です。
真理は、『それがその人にとってベストであること。』
と読み替えてもいいかもしれません。
自分が言っている意見は100%真実だとしても真理だとは限りません。
もしかしたら、別の方法の方が、その人にとってはベストな選択かもしれません。
それは、クライアントと対等に話していて、初めて分かることなんです。
これは僕が様々なクライアントと話をしてきて分かったこと、気づいたことです。
相手から本当に困っていることだったり、疑問に思っていること、不安に思っていることなんかを引き出す環境作りも教える側にとって重要な使命だと思っています。