アフィリエイトサイトを作るときに意識していることに、『記事の役割分担』という考え方があります。
この役割分担を考えることで、なかなか再現性の高いサイト作りができるのではないかなぁと考えています。
というのも、僕自身、毎回ある程度同じクオリティにサイトを保つために、上手くいっている部分は自分の中でセオリー化していて、そのセオリーのひとつが、この記事の役割分担の考え方だからです。
僕がサイトを設計するときには大きく分けて2種類の記事を考えています。
(厳密にはもっと細かく分けていますが、それは別の機会に書くことにします。)
サイトアフィリにおける2種類の記事
サイトアフィリエイト(成約型アフィリエイトサイトの作成)において、考えるべき2種類の記事展開というのは『集客記事』と『コンテンツ記事』です。
集客記事とは、その名の通りサイトの入り口となる記事のこと。キーワードを意識してタイトル付けを行い、サイトを初めて訪れた人を読者に想定して記事を作成します。
一方、コンテンツ記事とは、それを読んだだけでサイトのファンになってくれるような、力の入った記事のこと。キーワードは意識せず、その記事のタイトルに惹かれた読者が求めているものを120%掲載するような記事を作成します。
と、そうは言いましたが、今見ている当ブログはコンテンツ記事のみで成り立っています。
『言ってることとやってること違うじゃねぇか!』
って思ったかもしれませんが、もちろん成約のみを狙いに行くサイトを作る場合にはちゃんと2種類の記事展開を考えています。
ただ、このブログは成約を取るのが目的なのではなく、僕の考えをただ単に垂れ流している情報ブログですので、僕の書きたいことを書いています。
雑多なアドセンスサイトにならないために
なぜ2種類の記事展開なんていう考え方をしているのか。
これは、例えば、どちらか一方に偏った場合を考えてみると分かります。
仮に、キーワードのみを意識して記事を書いていった場合、つまり集客記事オンリーでサイトを作成した場合、どうなるでしょうか。恐らく、サイト全体は体系的な構成をしておらず、訪れた訪問者は雑多な記事が詰め込まれている印象を持つことでしょう。
これは例えるならば週刊誌などの雑誌のようなイメージです。いろんな記事はある。でもなんだか統一感がない。それどころか内容が似ているものも複数存在する。
こんなような状態になります。
『安眠 方法』『睡眠 質 方法』
この二つのキーワードを狙っていて、もし、
『安眠を手に入れるための5つの方法』
『睡眠の質を向上させるための画期的な方法』
という2つの記事を書いたとしたら、これは別のキーワードを狙っているのにもかかわらず、ほぼ同じ内容の記事になることでしょう。
このような似たり寄ったりの記事が複数存在するサイトは訪問者が迷うだけなので、1つにまとめる方がユーザビリティの向上につながります。
逆に、コンテンツ記事だけしか入れなかった場合はどうでしょうか。
これはサイト構成上は基本的に問題はありません。全体的にも高いクオリティを維持することができます。
ただ、このようなサイト作りは成果を早くあげる上ではかなり足かせになる方法です。何故なら、効率的な集客ができないからです。
キーワードを全く意識しないため、いつアクセスが来るかが全く予想できません。さすがに100記事も入れればアクセスが0ということはないでしょうが、それでも初めからこの方法を取ると必ずと言って良いほど挫折します。
つまり、『いつか成約が取れればいいや』とか『趣味でやっているからいいや』という感じでサイト運営をするのであれば問題はありませんが、戦略的なサイト設計ではないですよねって話です。
ちなみに、アドセンスサイトを作るのであれば、キーワードを意識した集客記事でいいと思います。
読者の想定とペルソナの意識
アドセンスでも、サイトアフィリでも、なんでもそうですが、記事を書くときに一番重要なのは、やっぱりその記事を読んでいる人がどのような人なのか?という点をしっかりと意識することだと思います。
読者をしっかり意識していないと、すごくふわっとした内容の薄い記事になったり、逆に読者にとってちんぷんかんぷんな内容になったりします。
ペルソナというのは想定する人物像のことですが、このペルソナをしっかりと意識して書いてください。
2種類の記事展開を考えるということの恩恵は、このペルソナの意識のしやすさにも結び付いているといえます。
例えば、集客記事を書くときに、いつも読んでいる読者を想定した記事の書き方は基本的におかしいわけですよね。だって、集客記事なんですから、そこから初めて訪れた人の方が割合的には多いわけです。検索エンジンから飛び込んできた一見さんなわけです。
これをしっかりと意識することで、初めて訪れた読者が直帰する確率というものを押し下げることができます。
ここの読者の想定という部分、出来ている人と出来ていな人ではかなりの差が出てくる部分ですので、めんどくさがらずしっかりと意識してくださいね。