アフィリエイトで稼ぐためのサイト数や記事数の目安

アフィリエイト基礎

『アフィリエイトで稼ぐためには、どれくらいのサイト数が必要ですか?』

『どれくらいの記事数を入れれば、アフィリエイトで稼ぐことができますか?』

こういった質問が非常に多いので、記事にしておきます。

ただ、大前提として言っておきたいのは、サイト数や記事数は明確に答えることはできないということです。

こういう風にいうと、『でたよ。人それぞれとかいうやつだろ。』と思われてしまいそうなので、この記事ではあえて具体的な数字を挙げていますが、それが絶対だとは思わないでください。

アフィリエイトを始めたばかり、もしくはやる前だと、たぶん不安ってたくさんあると思います。実際、僕もありました。

そういう時には、どうしても具体的な数字を答えとして求めてしまうのですが、これはあまり意味がないということが後々分かるはずです。

ですので、明確な数字は書きますが、『これくらい努力しなきゃいけないんだなぁ』くらいに捉えておいてください。

どんなアフィリエイトをするのかによって違う

『どれくらいのサイト数が必要なのか?』、『どれくらいに記事数が必要なのか?』ということについて、ある程度明確な答えを示すのであれば、そもそも質問の意図を明確にしなければなりません。

すでにご存知の通り、アフィリエイトといってもやり方は色々あって、手法によってサイト数や記事数というのは大きく変わってきます。

今現在、アフィリエイトといって多くの人が想像するのは、ASPアフィリエイトか、もしくはトレンドアフィリエイトでしょう。

正確にいうとトレンドアフィリエイトはアドセンスを使っている時点でアフィリエイトではないのですが、そこはまぁ置いておいて、それぞれでどれくらいのサイト数と記事数が必要になるのかを見ていきます。

トレンドアフィリエイトの場合

トレンドアフィリエイトで稼ぐ場合、経験からいって100記事あれば月10~20万はいきます。

実力がついてきて、キーワード選定のセンスが良ければ100記事で月30~40万程度も十分可能です。

一方、サイト数に関しては、1サイトが一般的でしょう。

トレンドアフィリエイトの場合は、複数の媒体を立ち上げる戦略ではなく、1サイトに対して多くの記事を日々入れ続けるというのが、もっとも効果的な方法です。

記事数について

理想的な記事数とアドセンス報酬の推移をグラフで表してみました。

こんな感じで、50~70記事くらいまでは報酬は思うように発生しないと思います。

ただ、それ以降は報酬がグッと上がり、急成長していく傾向にあります。

サイト数について

上述の通り、トレンドアフィリの場合は、サイト数に比例して報酬がどうのこうのという話はありません。

もちろん、サイト数が多ければそれだけ報酬も大きくなるかもしれませんが、記事を更新し続けなければいけないトレンドアフィリにおいて複数サイトを管理するのは至難の業です。

多くても2サイトが限界でしょう。

ASPアフィリエイトの場合

ひとそれぞれ色んな呼び名があると思いますが、ASPアフィリエイトというのは、いわゆるサイトアフィリエイトっていうやつです。

ASPから広告を取得して、それを経由させて成約を取るモデルですね。

このなかでも、小規模サイト(1ページから10ページ程度)の量産と、大規模サイトをいくつか運営するという戦略の違いで、目安は変わってきます。

大規模サイト戦略の場合は、記事数と相関関係が濃く、小規模サイト量産の場合には、サイト数との相関関係が濃いです。

ちなみに、大規模サイトは1サイトで10~50万程度を目指していくもので、小規模サイトは1サイトで数千円~5万円程度を目指していくものだと考えてください。

大規模サイトの記事数と報酬の関係

ジャンルやターゲットによって記事数とアクセス数の推移は大幅に異なりますので、これをグラフ化するのは非常に難しいのですが、以下のような推移をすると理想的です。

実際はここまできれいな成長曲線を描くことはないと思いますが、トレンドとの違いを見ていただければと思います。

トレンドの場合は、初めの段階でもちょいちょいアクセスが爆発し、それに伴って収益も発生します。

しかし、ASPアフィリエイトの場合は、初期段階でほぼ収益が発生せず、成長曲線は下の軸に張り付いているような感じです。そこから徐々に報酬が発生し始め、ある時急激に収益が伸び始めるという感じです。

トレンドと違ってはじめのうちに挫折してしまう人が多い理由もここにあります。

小規模サイトのサイト数と報酬の関係

サイト数 月額報酬
20サイト 1万円
50サイト 5万円
100サイト 30万円
200サイト 100万円
300サイト 300万円

この戦略の場合は、だいたい、20サイトで月1万、50サイトで月5万、100サイトで月30万、200サイトで月100万、300サイトで月300万くらいが目安です。

サイト数が増えるにつれて収入の伸びも増えている理由は、過去のサイトが上がってきてくれたり、キーワード選定やライティング技術などが上がるというのがひとつの理由です。

記事数と報酬の関係よりも、グラフの上昇がなだらかになっているのが特徴です。

また、グラフでは分かりづらいと思いますが、300サイトに到達したときの稼げる額も、1サイト300記事とは当然大きく変わってきます。

小規模サイトと言っても、1サイト10記事くらいは入っていることを想定しているため、300サイトを作ったときには3000記事を書いている計算になります。

こう考えれば当然ですね。

すべてに共通しているのは初期段階が辛く険しい道であるということ

ASPアフィリエイトの場合とトレンドアフィリエイトの場合に分けてみてみましたが、どちらにも共通しているのは初期段階が大変だということです。これはグラフからもよくわかると思います。

トレンドの場合は比較的早い段階で努力が報われる傾向にありますが、それでもある程度の下積み期間は必要です。

頑張って記事やサイトを作っていったとしても、初めの10や20ではほとんど結果は出ません。

ほとんどというか、おそらく初めのうちは20記事を1サイトに入れたぐらいじゃ1円も稼げないと思いますし、20個の小規模サイトを作ったとしても同様に1円も稼げないと思います。

ここで大切なのは、この事実をどうとらえるか?ということです。

アフィリエイトで稼げる人は『将来への投資だから今は稼げてなくても大丈夫』と考えます。

一方、稼げないで終わってしまう人は『20記事(サイト)も書いたのに全然稼げない!これなら在宅ワークか、バイトをしてたほうがいいじゃん!!』と考えます。

何も知らない場合はこのように考えてしまうのも仕方ないと思いますが、アフィリエイトの収入の成長曲線は順調な右肩上がりになるわけではないということを知っていればこういう理由で挫折してしまう人も少なくなると思います。

なんだかんだいって、『初期段階で作業量と収入が見合わない』というのがもっとも大きなアフィリエイトの挫折原因だと思いますので。

挫折しないためにも報酬ではなく作業ベースで考えよう

とはいっても、毎日毎日つらい作業をしているのに、1円も稼げないというのはさすがに心が折れると思います。

そこで、僕がアフィリエイトを始めたばかりのころにやっていたメンタルコントロール方法を紹介します。

それが作業ベースで今の自分を評価するということです。

単純なことなんですが、我ながら画期的な発明だと思っていました(笑)

アフィリエイトの成功ってなにで判断しますか?

たぶん、多くの人は収入ですよね。僕もそうです。

稼ぐためにやってるんだから収入が評価基準なのは当たり前なのですが、それをあえて初期の段階では、作業に評価基準を置くんです。

今月は○○円だからどうのこうのではなく、今月はこれだけ記事書いたから(サイト作ったから)OK!という風に考えます。

もっといえば、今月ではなく、1日単位に落とし込んだほうがいいでしょうね。

今日はノルマをクリアできたからOK!という風な感じです。

ここで大切なのは、そのノルマを達成したら、実際に目標金額を稼いでいると思い込むことです。

なかなか難しいことだとは思いますが、月100万稼ぐことが目標なのであれば、『月100万稼いでいる人と同じレベルの作業をした。だから稼ぐ資格がある。いや、もうすでに稼いでいる。』みたいに考えることが大切だと思っています。

ただ、これを他人に聞かれると頭おかしいと思われるので、こっそりと心の内で思うようにしましょう。口に出してはダメです(笑)

ちなみにですが、今アフィリエイトで稼いでいる人であっても、挫折はみんなしています。

アフィリエイトで何百万って稼ぐ人は、まったく収入にならなくても鬼のような大量の作業をこなせる変人なんだろう…と思われることも多いですが、そんなことはありません。大部分の人は、稼げていない人と同じように、収入が上がらなければ落ち込みますし、やめたくなります。

成功している人と挫折してしまう人の違いは、この後です。

上では、アフィリエイトで稼げる人は『将来への投資だから今は稼げてなくても大丈夫』と考えると書きましたが、正確にいうと考えるというより思い込むといったほうが正しいかもしれません。

無理やりそう思い込むんです。そう思い込めるような考え方をするんです。

アフィリエイトで稼ぐということが最大の目標なのであれば、自己洗脳をしてでも作業を継続する必要があると思います。

ここで紹介したメンタルコントロール方法などを参考にして、ぜひモチベーションの維持を図ってみてください。