中古ドメインって今でも効果ある?おすすめ販売所と探し方

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アフィリエイトをやっていれば、中古ドメイン(オールドドメイン)って嫌でも聞きますよね。

『中古ドメインを使えば簡単に上位表示できる』というメリットの一方で、『ペナルティのリスクが大きい』というデメリットもよく聞きます。

どっちが本当なの?というと、これはどちらも本当です。

中古ドメインは大きなメリットを抱えている一方で、大きなデメリットも抱えています。

ただ、個人的にはこのデメリット部分はそこまで大きくなく、むしろメリットの方が大きいと思っているので僕は中古ドメイン賛成派です。

少し話は逸れますが、僕の場合、中古ドメインを使うのはバックリンクがほとんどです。

サイト全体の8割~9割はリンクなしですが、残りのサイトは被リンクを付けて上げています。

その被リンクで使っているのが中古ドメインということですね。

中古ドメインのデメリットを極力なくし、メリットを最大限引き出すためには以下の2つが重要です。

  • 正しい中古ドメインの選び方(選定基準)を身に付けること
  • 正しい外的SEOの知識を身に付けること

この2つのうち、ここでは1つ目の『正しい中古ドメインの選び方(選定基準)』を具体的に話していきます。

2つめの『正しい外的SEOの知識』については、今後時間を見つけて書こうと思います。

実際に僕が使っているおすすめの中古ドメイン販売所についても紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

中古ドメインにSEO効果はあるのか?

まず一番気になるのはここですよね。そもそも中古ドメインにSEO効果はあるのか?っていう話です。

昔と比べてなくなったとか、今はコンテンツの時代とか、いろんなことが言われています。

でも、中古ドメインやリンクによるSEOはいまだに大きな効果があります。

これは紛れもない事実で、どんなきれいごとを並べても実際に効果があるのですから仕方ありません。

被リンクを使って検索順位を上げた実例

なんだかんだいっても実際の例を見てもらうのが早いですよね。

これはあるキーワードで現在Google3位にいるサイトの順位変動(GRC)です。

キーワードは結構強くて、『商品ジャンル名+おすすめ』という2語キーワードです。参考までに、Googleで検索すると約4,500,000件の検索結果があるキーワードです。

GRC(検索順位チェックツール)を知らないor初めて見たという方のために見方を簡単に書いておくと、赤がYahoo!での検索順位、青がGoogleでの検索順位、緑がBingでの検索順位になります。

見るべきはYahoo!とGoogleで、緑のBingに関しては見なくてOKです。

サイトを立ち上げたのは2018年の1月末で、GRCに入れたのが2018年の2月12日です。

リンクなしで20位以内には入ったのですが、3月くらいからもたついていたのでリンクを打つことに決定。

中古ドメインからリンク2本打った結果がこれです。

見事に失敗した例

良い結果ばかり見せても仕方ないので、失敗した例も載せておきます。

これも2018年の頭にサイトを立ち上げ、1月末くらいにリンクを2本打ったサイトです。

狙ってるキーワードは3語で、そこまで強いキーワードではないと思います。(弱くはないと思います)

正直、リンクが原因でこういう順位変動をしているのかどうか真相は分かりませんが、いやーな順位変動ですよね。(笑)

このサイトの順位が今後どうなるかは分かりませんが、多分失敗しています。

『中古ドメインなら何でもいい』なら簡単

中古ドメインにSEO効果があるのは確かなようです。

じゃあ、その中古ドメインをどう探すのか?というのが問題になってきますよね。

実は中古ドメインを探すだけならとても簡単です。

さらに、中古であれば質は問わないというのであればかなり安く仕入れることができます。

例えば、Expired Domainsというサイトには日々、更新期限が過ぎた中古ドメインが追加されていきます。

ですので、中古ドメインであればなんでもいいならここから適当なドメインを選んで、いつも使っているドメイン業者を介して取得すればOKです。

ただ、見てわかる通り、毎日追加されるドメイン数は超膨大です。

持ち主が更新をせずに、中古ドメインとして放出される数は1日に世界で数万件とも言われているので、このなかから質の良いドメインを選別するのは至難の業でしょう。

外れを引く確率を最小限に抑えるために

上で紹介した順位変動をもう一度見てほしいのですが、失敗したのはリンクの送り方に問題があったからではなく、リンクの質の問題です。

なぜならば、リンクの送り方は毎回同じで自分なりのセオリーがあるからです。

実際にペナルティを受けているドメインやリンクを当てたとしてもSEO効果が全く期待できないドメインというのは存在します。

ですので、ビジネスとしてやっていくためには、ムダ金になってしまわないためにもある程度質の良いドメインを選ぶ必要があるわけです。

そこで出てくるのが中古ドメイン業者です。

世界中で新たに放出された中古ドメインのなかから、自社の基準でフィルターにかけて厳選し販売を行っている会社ですね。

このような会社を通して購入すると、自分で選ぶよりも価格は高くなってしまいますが、外れを引く可能性を圧倒的に低く押さえることができます。

SEOの知識が付いてきて自信満々で選べるなら自分で選んでみてもいいと思いますが、初めからそんなことはできません。

下手にケチって損するよりも、普通に中古ドメイン業者を通して購入する方が賢いでしょう。

中古ドメインのおすすめ販売所(購入先)

僕が実際に使っている中古ドメイン販売業者を紹介しておきます。

どれも優良サービスです。

正直初めて購入するのであれば、GoDaddy以外であればどこでも良いと思います。(GoDaddyはオークション形式なので格安で手に入る可能性もあるが手順がメンドクサイため)

SEOに詳しくなってくれば色々こだわりも出てくると思いますが、はじめのうちは分からないのでどこを選んでも一緒だと思います。

というよりも、僕もそこまで詳しいわけではないのである程度評判の良い業者であればどこでもOKという考えで今も取得しています。

参考までに特徴を書いておくと・・・

  • 中古ドメイン販売屋さん…老舗。中古ドメイン販売業者のなかでは一番有名。信頼も厚いが価格は高め。
  • ウルフドメイン…比較的新しい業者。ドメイン数は少なめだがパック販売などもあって初心者は使いやすいかも。
  • GoDaddy…オークション形式。場合によっては1,000円台で購入することもできるが、いろいろメンドクサイ。
  • アクセス中古ドメイン…比較的新しい業者。分かりやすい表示が特徴で初心者に優しい印象。
  • ザンワーズ(SUPER OLD DOMAINS)…アフィリエイターとして月数千万稼がれていた太田さんの会社が運営。パッケージ化されていて便利。

というような感じです。

参考にして自分に合うところを見つけてみてください。

これだけ押さえておけばとりあえずOK!中古ドメインの探し方(選定基準)

中古ドメイン業者から購入するとしても、そのなかからできるだけいいものを買いたいですよね。

そういうときに、自分なりの選定基準を持っておくといいです。

僕は以下のような基準で中古ドメインを選んでいます。

  • BLとBLDの数ができるだけ近い
  • 運営歴5年以上
  • アダルト系は取らない

簡単に説明しておくと、『BLとBLDの数ができるだけ近い』というのは1サイトから出ているリンクの数ができるだけ少ないものということです。BLというのは『バックリンク数』、BLDというのは『バックリンクドメイン数』のことです。(BL10、BLD5なら1サイト平均2本のリンクが出ているということ)

あとの二つはドメインエイジはできるだけ長いものが良いというのと、アダルト系はリスクが大きいのでやめておくというシンプルな理由です。

これだけ?って思う人も多いかもしれませんが、もちろんもっと細かく見ようと思えば見ることはできます。

でも、どれだけ厳密に選ぼうとしても、外れを引くときは引きますし、逆に適当に選んでも良いドメインを引くことはあります。

ここも人によってどれくらい慎重に選ぶのか?というのは変わってくるところですが、僕の場合は『そこに時間をかけるならサイト作りに時間を割きたい』と思うタイプです。

上に挙げた3つの最低限のルールだけを守って選ぶことで、機械的に選ぶことができますし、必要以上に悩むこともなくなります。

初めて中古ドメインを取得するという場合には、この3つの基準+自分の予算額で選べば大きな外れを引くことはないと思います。

値段は高くても質の良いドメインが欲しいとき

ある程度の値段を払っても、良いドメインが欲しいというときには、上の条件にプラスして以下のような条件を付け加えます。

  • WayBackで安定的なクロールが確認できる
  • 政府系・教育系からのリンク
  • 前歴が同ジャンルのもの

WayBackは、ドメインの過去のクロール履歴を見ることができるサイトです。このサイトで履歴を見てみて、頻度が高ければ高いほどいいと判断します。

2つめの『政府系・教育系からのリンク』というのは結構大きい要素です。やはり政府系・教育系からのリンクがあるとそれだけ信頼が厚いと判断されるので、そこからのリンクは強烈なことが多いです。中古ドメイン販売屋さんを例にとると、政府系・教育系からのリンクは以下のようなアイコンで表示されています。

最後の前歴については、調べられる時と調べられないときがあります。めんどくさいので基本的には見ませんが、慎重に選ぶときは調べます。リンクを送ろうと思っているメインサイトと同じジャンルの中古ドメインのほうが効果があるといわれているためです。(メインサイトがキャッシング関連のサイトの場合は、銀行系や消費者金融系の中古ドメインを取るなど)

ちなみに、値段は高くても質の良いドメインが欲しい時ってどういう時なのか?という話ですが、僕の場合は絶対売れるとわかっている商標キーワードや『ジャンル名+おすすめ』などのビックキーワードで上位を目指すときです。

例えば、結構大きなビックキーワードで上位表示を目指す場合、バックリンクのドメインもそれなりに強いものを揃える必要があります。

もちろん、上で紹介した3つのルールを基準に選んだドメインのみで上げることもできるかもしれません。

でも、1ドメインあたりの質が低いとそれだけ多くのドメインが必要になってきます。

逆に1ドメインあたりの質が高ければ少ないドメイン数で上げることができるかもしれません。

バックリンクの数はできるだけ少ないほうがいいと思っているので、できれば少ない数で上げられた方がいいわけですね。

これはリンクのパワーを総合点数で表すと分かりやすいです。

例えば、メインサイトをあるビックキーワードで上げるのに10点のリンクパワーが必要だと仮定します。

このとき、1ドメイン1点を10個そろえるのと、1ドメイン5点を2個そろえるのでは後者の方がペナルティのリスクが少ないと思っているということです。(あくまでも僕が思っているだけで実際にどうなるかはわかりません)

価格が高ければいい可能性はあるけど必ずしもそうとは言えない

最後に価格に関する注意点を1つ。

中古ドメインってリーズナブルな価格で買えるものから、あり得ないくらいの値段が付いているものまでありますよね。

実際に見てみると分かりますが、なかには50万円を超えるようなドメインもあります。

普通に考えると高いドメイン=SEO効果があると思ってしまいますが、それは必ずしもそうとは言えません。

もちろん、価格の高いドメインのほうがSEO効果がある可能性はあります。

でも、100%ではないということはしっかりと覚えておいた方がいいです。

というのも、僕は過去に1つ約5万円の中古ドメインと1つ約15万円の中古ドメインを買ったことがあります。

普段買っているのは3,000円~5,000円くらいの間なので、結構大きな投資ですよね。

その結果、15万円の方はこのリンクだけで絶大なSEO効果を確認することができましたが、5万円の方はいつも買っているものと大差ありませんでした。

しかも、5万円くらいの中古ドメインは検証のために過去に10個くらい買ったことがあって、そのなかでも明らかに効果があったのは2つくらいです。

僕の選び方が悪いだけなのかもしれませんが、中途半端に高いドメインを買ってもあまり効果は変わらないのかな?って個人的には思っています。

まぁ15万のドメインも1つしか買ったことないので、たまたま良いのに当たった可能性もありますけど…(笑)

とりあえず、僕は今までいろいろ試してきて中古ドメインはそこまで高いものを買う必要はないのかなって思っています。

『価格では決められない』というのは中古ドメイン業界で有名な話なので、覚えておいて損はないと思います。