※2017年9月 改訂
アドセンスの審査は昔からめんどくさいんですが、近年審査方法や基準に大幅な変更があり、さらに情報は錯綜していますね。
特に、アドセンスの審査で一番厄介なのがブログの構築です。
これに関しては、無料ブログが使えなくなってしまった今、初心者の人にとってはかなり厄介です。
審査用ブログの構築が最大の山場といっても過言ではありません。
そこで、アドセンス審査に使うブログをどのように作れば審査に通過しやすいのか?をここでまとめておきたいと思います。
ここではあくまでも『アドセンス申請に使うブログの作り方のコツ』しか解説していません。
アドセンスの審査の流れや具体的な作業手順に関しては、すでに他のブログなどでも詳しく解説されていますので、そちらに譲ります。
ですので、具体的な作業が分からないという方は他の記事も参考にしながら進めていってください。
目次
Google Adsenseの現状
2017年現在、アドセンスの審査は2段階方式ではなくなりました。
昔は1次審査としてGoogleのメディアチェックがあり、その後に2次審査としてアドセンスコードを実際にメディアに貼り付けるという作業がありました。
しかし、現在は、この2段階方式はなくなり、イメージとしては1次審査と2次審査が同時に行われるような感じです。
また、無料ブログではアドセンスの審査に申請することができなくなったというのも大きな変化です。
現在では、原則として独自ドメインを使ったメディアでアドセンスの申請をするしかありません。
そもそも審査用ブログを用意するかどうか問題
昔はアドセンスの審査を通過する方法として、無料ブログ(So-netブログなど)を審査用ブログにとして使い、最低限の条件だけを満たしたブログの作成をするというノウハウが普通でした。
しかし、現在は無料ブログが使えなくなったことに伴い、審査用ブログを用意するという概念がなくなりつつあります。
コピーブログを作るくらいであれば、アドセンスで稼ぐブログをそのまま審査に通す
個人的な見解ですが、コピーブログを作るくらいであればアドセンスで稼ぐためのブログやサイトをそのまま申請用のメディアにした方がいいです。
理由は簡単で、その方が効率的だからです。
アドセンスの審査基準は、基本的にアドセンスのポリシーに準拠しているかどうか?ですので、そもそもアドセンスの申請に使えないようなメディアはいつかポリシー違反の警告が来て、アカウントをはく奪される可能性があるといえるでしょう。
それであれば、初めからアドセンスで稼ぐためのブログを本気で作って、そのメディアがある程度の規模に育った段階でアドセンスの審査に申請をするのがもっとも効率的です。
トレンド系ブログなどの場合には、全く新しい審査用ブログをガチで構築した方が良い
ただ、そうはいっても芸能系トレンドサイトなどをやっていきたいと思っている方の場合には、そのトレンドサイトをそのまま申請することができないという悩みを抱えている人も多いはずです。
芸能系トレンドサイトは、かなり稼ぎやすく、膨大なアクセスが集まりやすい一方で、Googleの嫌う低品質なコンテンツになりがちです。
そうなってしまうと、芸能系トレンドサイトで審査を通過するのは至難の業といえるでしょう。
ではその場合はどうすればいいのか。
おすすめしたいのは、新しい資産型のアドセンスサイトを作り上げることです。
トレンドサイトはそのまま持ち続け、それと並行して資産型のアドセンスサイトを作り上げます。一般的に特化型ブログなどといわれているものです。
特定のテーマに特化したブログであれば、審査にも通過しやすく、Googleからも良い評価を受けられるでしょう。
これを審査段階に本気で構築することによって、ただ単にアドセンスの審査のためだけとして終わるのではなく、将来的にしっかりと稼いでいくブログを目指します。
メインブログの記事をコピーしたコピーブログはNG
個人的には考えられないことなのですが、コピーブログを審査用に用意するというノウハウも一部では語り継がれているようです。
ただ、これは本当に意味のない作業なので、やめたほうがいいです。
Googleからの心象を悪くするだけで、何も良いことがありません。
そもそもコピーブログを作った時点で、ネット上には全く同じコンテンツが最低2つできることになります。
こうなればGoogleの重複コンテンツペナルティの対象にもなる可能性がありますので、このような方法で審査を通過しようとするのは絶対にやめましょう。
明確な基準はない
アドセンスの審査基準については、ネット上でも情報が錯綜しています。
それもそのはずで、現時点ではアドセンスの審査に対する明確な基準というものは分かっていません。
いくらアドセンスアフィリエイターが、『こうすれば良い!』という審査通過方法を書いたところで、それが100%正しいということは絶対にあり得ません。
真実はGoogleしか分からないのです。
例えば、以下のようなことがアドセンス業界ではまことしやかに囁かれています。
- コンテンツの質は高くなければならない
- 記事数は最低10記事入れる
- 文字数は1記事最低1000文字必要
- 画像や動画は絶対に使ってはならない
- オリジナルコンテンツでなければならない
しかし、これはすべて都市伝説レベルに信憑性が低いといっていいです。
都市伝説レベルはさすがに言い過ぎかもしれませんが(笑)、当てにならないことは確かです。
実際に、これらの項目の真逆を行ってアドセンスの審査に通過した人がいます。
逆に、これらの項目をすべて守っているのにも関わらず通らなかった人もいます。
統計的に審査に通りやすい基準はある
それじゃあ基準はないの?
と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
最低限、守るべき基準はあります。
以下は、約40例の審査ブログとそれに伴う審査結果を調査し、審査に通過したブログに共通していた項目のなかでも重要だと思われるものを列挙したものです。
ただこれもあくまで最低限であり、統計的に審査に通過する確率が高いということですので、あらかじめご了承ください。
アドセンス審査ブログを作る際のチェックポイント
- プロフィール欄を設置し、プロフィールページを作成する
- ブログ運営期間を1か月程度にする
- 審査中は更新頻度を保つ
- アフィリエイトリンクや他の広告枠は設置しない
- Google公式発表のポリシーに準拠する
- お問い合わせフォームを設置する
以下、それぞれを詳しく見ていきます。
プロフィール欄を設置し、プロフィールページを作成する
プロフィール欄は設置した方がいいです。運営者情報ということですね。
どのような形でもいいですが、おすすめはサイドバーに運営者情報を記載し、そこからリンクを張ってより詳細なプロフィールを記載した個別ページに飛ばすという形です。
プロフィールはそこまで細かく書く必要はありませんが、最低限どんな人が運営しているのか?というのは分かるようにしておきましょう。
ブログ運営期間を1か月程度にする
ブログの運営期間は、1カ月程度が良いです。
運営期間が短すぎると、メディアへの信頼度がなく審査に通りにくいようです。
逆に長い分には全く問題ありませんので、アドセンスをやることが決まっているのであれば、できる限り早くブログは立ち上げるようにしましょう。
審査中は更新頻度を保つ
アドセンスの審査に申請が完了し、審査結果が送られてくるまでには数週間かかることもあります。
この審査結果待ちの状態でも、メディアはしっかりと更新をしていくようにしましょう。
できるなら1日1記事、きつくても最低2日に1記事は更新したいところです。
副業で時間がコンスタントに毎日取れないという場合には、WordPressの予約投稿機能などを使って継続的な更新を行うようにしましょう。
アフィリエイトリンクや他の広告枠は設置しない
アドセンスの審査中はアフィリエイトリンクは入れないほうがいいです。
他の広告枠が入っていても通過したという例もありますが、かなり稀なケースです。
Google公式発表のポリシーに準拠する
Googleはウェブマスター向けに公式のポリシーを発表しています。
以下がアドセンスのプログラムポリシーです。
アドセンスプログラムポリシー
これはアドセンスを貼り付けるメディアが最低限守らなければいけないルールです。
当たり前のことばかりですが、知らないとまずい内容ですので、必ず目は通しておくようにしましょう。
お問い合わせフォームを設置する
お問い合わせフォームは設置するようにしましょう。
これもデザインは自由ですが、おすすめなのはヘッダー下のメニュー(グローバルメニュー)のなかにお問い合わせの欄を設けて、個別ページでお問い合わせページを作ることです。
なお、WordPressでプラグインを使った簡単なお問い合わせページの作り方は以下の動画で解説していますので、参考にしてください。
実際にアドセンス審査に通過したブログを公開します
実際にアドセンスの審査に通過したブログを公開します。
WordPressで作ったブログです。
いわゆる、アドセンスの特化型ブログのような形を想定して作ったものです。
現在はアドセンスが入っていますが、審査当時はもちろん何の広告枠も入っていませんでした。
今後アドセンスで稼いでいこうと思っている人へ
最後に、これからアドセンスをする人にメッセージです。
まず、どの時代にも絶対に言えることは、『めんどくさいという理由などで手を抜いたりしてGoogleを欺くような方向はやめたほうがいい』ということです。
現在のインターネット世界は、Googleが作っているといっても過言ではありません。
そんなGoogleに喧嘩を売るようなことは基本やめましょう。
Googleは検索エンジンのアルゴリズムだけでなく、アドセンスに関するポリシーや判断基準なども、毎年新しい改正を行っていて、1年前とかの方法はもはや通用しません。
だからこそ、常に新しい情報を取り続ける必要があるのです。
また、アドセンスの審査に通過したからと言って、なんでもやって良いということではありません。
アドセンス取得後も、しっかりとポリシーを守った運用をしていきましょう。
数年、数十年使える方法というのはただ一つ。
『コンテンツがしっかりしていて読者のためになるサイトを作る』
ということです。
これはアフィリエイトそのものに対してはよく言われていることですが、アドセンス審査についても同様なのです。